いろいろと手に付かないので、さしあたりキットを組んでみました

以前、買っただけで、放置していたもの。秋月のファンクションジェネレータ。年越しは半田付けしながら、という按配です。

キット自体には特に難しいところはありません。「ファンクションジェネレータを組もう!」なんてことを思う人に対しては、私如きが何を言っても「釈迦に説法」になりそうです。

組立中。まずソケット・ピン類からいったのは、しっかり/まっすぐ入っているかの確認がしやすいかと思ったからです。セオリーどおり、まずいずれか 1ピンを半田付けし、おもて側を見較べながらまっすぐに修正。まっすぐ付いたら残りを半田付け、という手順です。
C4(周波数決定コンデンサ)はソケット式としましたが、附属の 2ピンは使用せず、3ピンのものの真ん中ピンを削って使用。つまり真ん中ピンは NC 。このほうが安定し、強度も確保できるからです。
部品を全て取り付けたら、目視確認ののち、電源がショートしていないか、一応テスタで計測します。…が、コンデンサ(C2 など)に不用意なチャージがあった場合に抵抗値は ∞ を示しませんので、一旦ショートしてから計測。オッケーならばIC をソケットに ON 。
電源は AC アダプタ(12V)から取ることにしました。 基板には 2.1φ DC 中継ジャックからのリード線を直付けしました*1が、消費電流も少ないし、一応、ということで、アルカリ 006P (9V)でもドライブしてみました。この電池は新品なら 10V を出してくれます。充電式 006P だと電圧の関係で微妙に厳しいかもしれません。
波形出力ピンは、暫定的に、丸ピン ICソケットの剥き身のピンを使用しました。半田で固めた裸線や、細めのブレッドボード用ジャンパ線などが挿さります。あと、 横から ICクリップで挟んだりといった使用法もできます。不都合が生じた場合に取り外すのも容易です。


440Hz を音声出力中。C4 = 0.1μF 。通常、ツイーターやヘッドセットなどに使用される圧電式スピーカーをそのまま接続。使用した電池は新品ではないので電圧が 9.3V ぐらい、AC アダプタを接続した際と比較して流石に歪むようですが、一応出力はしてくれます。
さしあたり、波形をみる手段がないので、音で 正弦波・三角波・方形波の出力されている…らしい…ことを確認して、キット完成。
説明書によると 正弦波出力は電源電圧 12V の場合 0 〜 2.5Vpp ぐらいの範囲で調整可能とのことで、 実験用として湿度センサ(HS-15P)のドライブもできそうです。(このキットを使用するのは大袈裟に過ぎますが…)
勿論、インピーダンス測定用の信号源としては申しぶんないでしょう。


このキットの注意点としては…説明書をなくさないようにすること、ぐらいでしょうか。
なまじっか多機能な為に、どのボリウム、どのジャンパピンが、なんの作用をするのかなど、憶えていられません。…もっとも、秋月のサイトに行けばいつでもカラーの取説が取得できますが。→ http://akizukidenshi.com/download/XR2206kit.pdf


…さて、活用してやらねば。

*1:XH コネクタを使用するというのもうまい手だなぁ、と、eJ の上掲記事を見て思ったのは後の話。そうか、その手があったか…。(ヘッダピンから汎用信号コネクタ、しか思いつかなかった人)