【節分に】紙製枡箱を折ろう【1:√2の紙で】

すみません、また電子工作とは関係ないです。でも、もともとは電子工作に限らず、手仕事、軽工作を広くたしなむのが Okibi Works 。小さい頃は編み物、ぬいぐるみ、刺繍、刺子、クレイドールなんかもやりました。


で、
朝、突如思い出したので、作り方を書いておいてみる次第です。遅蒔き、というか、泥縄にも程があるわけですが、まあ、来年の為に今から覚えておくのも悪くはないかと…。(ぉぃ)

では作りましょう

用意するのは、所謂「書類」的な、A版とか B版などの、長方形の紙。なんだったら新聞紙でも、チラシの紙でもいいです。(新聞紙は流石に厳しいが。)できる箱の大きさの目安が、大まかに言って、短辺の半分の正方形ぐらい、箱の高さはその更に半分ぐらい。つまり、A4 の用紙で作ると 10cm 四方で高さが 5cm ぐらいってな感じ。葉書サイズだと、5cm 四方に 高さ 2.5cm ぐらい。
ともかく、折ってみましょう。とても簡単です。というか、結構適当で大丈夫です。

用意した紙を、縦長に観音折りにします。観音折りというのは…



つまりこうですね。



続いて、長手方向に、おおらかに三つ折りにします。厳密じゃなくて構いません。というか、ほんとうは厳密じゃないほうが(中央部が若干長めのほうが)都合がよいです。



中央部に、斜め45度(三角) の折り目を付けます。先程つけた三等分折り目と、根元が合うようにします(赤矢印のところ)。



折り目に沿って、「観音折り」した部分を開きます。
写真で判るとおり、三角の折り目はそんなに正確でなくても大丈夫です。目分量で。ただし、根元の部分は三等分の折り目と揃っているほうがあとで楽です。


ここから先は、片側ずつ折っていきます。両側同時に折り進めることはできません。



折り目に沿って、そのまま、パタンとたたみます。



はみ出した部分を折り返します(青矢印)。
その次に、緑矢印のように折ります。



折った状態が、これ。次の写真ではこれを反対側から見ます。



内側に「耳」が出ています(橙色矢印)。これを、内側にある斜めのポケット状の部分に差し込むように折ります。折り込んで、固定するわけです。



ちょっと…わかりにくいですが… つまりこういうことです。
面倒ならば、この工程は やらなくても構いません。



折った状態が、こうです。
反対側も、同様に折ります。



(一気に省略して…)反対側も同じように折ったものが、こうです。



開けば…箱の完成です!(拍手)



節分ですから、豆を入れてみました。


この箱、もともとは、たとえばみかんを食べたときの皮を入れたりとか、爪を切ったときのごみを入れたりだとか、チラシの紙などを有効利用してそのまま捨てられる箱として発案されたもののようですが、少量のお菓子を入れたりだとか、今回のように枡箱として鬼打ち豆を入れたりだとか、なかなか便利です。これを機会に、作り方を覚えておくといいかもしれません。


以上、お付き合いいただきありがとうございました!